開催地 | 開催期間 | |
---|---|---|
長崎県 | 佐世保市博物館島瀬美術センター | 2023年10月21日 - 2023年12月03日 |
広重、歌麿、写楽などと並び、江戸時代後期に活躍した浮世絵の巨匠、葛飾北斎。70年あまりにわたる長い作画期において、役者絵、美人画、摺物、読本挿絵、妖怪絵、風景画、そして肉筆画など、幅広い分野に挑みつづけ、浮世絵師の域をはるかに超えた偉大な業績を残し、90年に及ぶ、波瀾万丈な人生を全うしました。ロングセラーとして没後も刊行されつづけた絵手本「北斎漫画」や大胆な構図と斬新な色使いの「冨嶽三十六景」など、多種多様な作品の数々は北斎の並外れた探究心と努力によって生みだされ、旺盛な制作意欲は最晩年まで止まることはありませんでした。北斎は、世界で最も知られた日本人のひとりであり、近年ますます人気と評価を高めています。
今回の展覧会では、北斎の全貌とともに彼の影響を強く受けたとされる弟子たち、さらにはフランス人画家アンリ・リヴィエールが制作した「エッフェル塔三十六景」もあわせてご紹介。北斎芸術をさまざまな角度からご覧いただき、その神髄をお楽しみください。
講談師、旭堂鱗林さんがテンポよく作品の見どころをご案内いたします。