| 開催地 | 開催期間 | |
|---|---|---|
| 石川県 | 石川県立博物館 | 2021年10月09日 - 2021年11月23日 |
尾張徳川家は、徳川家康の九男義直（1600-1650）に始まる御三家筆頭の大名家です。名古屋城を居城として、江戸時代を通じて徳川将軍家に次ぐ家格を誇りました。名古屋の徳川美術館に伝来した家康の遺産「駿府御分物」や、歴代当主、夫人の所用品に加え、徳川美術館のコレクションの中から選び抜いた名品を紹介する展覧会です。
とくに、国宝「源氏物語絵巻」は、2016年から5年にわたる修復が行われ、徳川美術館以外では巻子装への修復後初めて、この展覧会で特別公開されます。
また、三代将軍家光の娘千代姫の調度である国宝「初音の調度」は金銀の蒔絵が施された華麗な婚礼調度です。
さらに、刀剣ファン必見の、前田綱紀から五代将軍綱吉に献上された国宝の太刀「津田遠江長光」や、関ヶ原合戦直前の徳川家と前田家との関係をリアルに伝える「前田利長書状」など、加賀前田家ゆかりの貴重な品々も一堂に会します。
「国宝 源氏物語絵巻」を初め、姫君の婚礼調度など、御三家筆頭の尾張徳川家に伝わる名品を、侍女の読む詞書を聴ききながら、物語絵を楽しんだ、いにしえの姫君のように、能登麻美子さんの優しいお声を聴きながら、お楽しみください。