世界最古の木造建築にして、日本仏教興隆の祖・聖徳太子ゆかりの斑鳩・法隆寺をはじめ、中宮寺・法起寺の、今なお現代人を惹きつけてやまない魅力を存分に!
斑鳩の里へようこそ!
聖徳太子はここ斑鳩の地に斑鳩宮(いかるがのみや)を造営し、移り住みます。宮廷のそばには法隆寺、中宮寺、放法起寺、法輪寺を建立し、斑鳩文化が花開きました。
太子の薨去後は、太子の王子山背大兄王(やましろのおおえのおう)一族が住んでいましたが、蘇我入鹿の兵によって宮は焼き払われ、王家の人々は、法隆寺で自決に追い込まれたとされます。
法隆寺は蘇我氏滅亡後に再建されたとされていましたが、確かな証拠はなく、「法隆寺は再建されたものなのだ」、「いやいや当時のままだ」と、その論議は今日もなお続いています。飛鳥時代の姿を今に伝える斑鳩の伽藍。1400年の時空を超えて、ぶらり散策に出てみましょう。